遺品整理

遺品整理業者はよく選ばないとトラブルになる?悪徳業者の特徴や良い業者の見分け方

遺品整理業者に仕事を依頼してトラブルになったという話がありますが、業者はよく選ばないと後で困ったことになってしまいます。

今回は悪徳遺品整理業者の特徴や良い業者の見分け方など、トラブル回避に役立つことをご紹介していきます。遺品整理業者を探す場合などに、悪徳遺品整理業者に当たらないよう活用してください。

トラブルになりやすい悪徳遺品整理業者の特徴

相談者との間でトラブルになりやすい悪徳遺品整理業者の特徴は、正規の業者でないことや利益重視のところがあります。

悪徳遺品整理業者の特徴を押さえておくと、遺品整理業者を選ぶ時に活かせるのでトラブルになるリスクを減らせます。

自治体の許可証など得ていない

遺品整理の作業では要らない遺品も出てくるため、それらの遺品は廃棄物として出すことになります。遺品整理業者は故人の家から出る廃棄物回収作業も任されますが、家庭からでる廃棄物を回収するには自治体の許可証が必要です。

悪徳遺品整理業者は自治体の許可証など得ていない会社がほとんどで、無許可なのに遺品の廃棄物回収作業を行っています。自治体の許可を得ていなくても、その許可証を持っている会社と提携していれば問題はありません。しかし、悪徳遺品整理業者は許可証を持っている会社とも提携していないです。

無許可での廃棄物回収作業は法律に違反する行為である上に、悪徳遺品整理業者は回収した廃棄物を不法投棄する場合があり依頼者も警察沙汰のトラブルに巻き込まれる懸念があります。

料金が相場よりかなり安い

遺品整理業者への依頼料金は最低で3万円ほどかかるので、決して安くはない金額になります。費用を少しでも抑えるために相場より安い業者を探そうと考えてしまいますが、相場よりかなり安い料金にしている会社は悪徳遺品整理業者の可能性が高いです。

悪徳遺品整理業者が集客する手口として料金を相場より低く設定し、依頼者の気を引こうとします。安さで勝負する悪徳遺品整理業者は、実際の作業に必要な人員を少なく派遣するので遺品の取り扱いも良くありません。

遺品整理業者を料金の安さで選んでしまうと、作業時のトラブルが起きやすいので注意するようにしましょう。

訪問見積もりをしないか有料にしている

ちゃんとした遺品整理業者は作業前に現場に訪問して、遺品の数や間取りのチェックし料金などの見積もりをします。悪徳遺品整理業者は手間のかかる訪問見積もりを行わず、するにしても有料にしていることがあります。

遺品整理業者は作業当日にトラブルが起きないように、事前に現場に訪問して見積もりすることが常識です。また、訪問見積もりも有料ではなく、大半の業者は無料にしています。訪問見積もりをしない、しても有料にしている遺品整理業者は、基本的に悪徳遺品整理業者だと思った方が良いです。

会社のホームページに代表者の名前が載っていない

会社について紹介するホームページには代表者の名前が載っているものですが、悪徳遺品整理業者だと会社のホームページに代表者の名前を載せていない場合があります。会社の代表者は最高責任者なので名前が記載されていないのは、怪しい業者なのかもしれません。

会社のホームページに代表者の挨拶も載っていなければ、怪しい業者である可能性はさらに高くなります。

会社に代表者の名前がない遺品整理業者はあえて隠している恐れもあるので、こういった遺品整理業者は候補から絶対に除外してください。

悪徳遺品整理業者との間に発生しやすいトラブルとは

悪徳遺品整理業者との間に発生しやすいトラブルは、金銭面や作業面でのことが多く起こります。どのようなトラブルがあるのか、よくある例をあげていきます。

料金が見積もりの値段と全く違う

悪徳遺品整理業者は相場より安い料金で集客する方法を使いますが、見積もり料金も安く出し後で高い料金を請求する手を使います。遺品整理業者とのトラブルで一番多いといえるのは、請求される料金が見積もりの値段と全く違うというものです。

遺品整理業者の出した見積もりの金額と請求金額が多少変動することはあっても、その差額は何万円になったりしません。見積もり金額より数万円以上も高く請求されるのは、違法な詐欺まがいの行為になります。

取っておくように頼んだ遺品を勝手に処分する

遺品整理業者は遺品を依頼者に一つ一つ確認しながら分別するものですが、悪徳遺品整理業者はよく聞かず作業を進めてしまう傾向があります。依頼者が取っておくように頼んだ遺品を、遺品整理業者が勝手に処分してしまうこともあるのです。

遺品整理業者に取っておきたかった遺品を勝手に処分されるトラブルは、金銭的な賠償を受けたとしても大切な物は返してもらえません。

遺品を不当な値段で買取しようとする

遺品整理業者は不要品の買取サービスもしていますが、悪徳遺品整理業者は遺品が良い品でも不当な値段で買取しようとします。市場に出れば高値がつく遺品だとしても、その相場の半分程度の値段で買取ることも珍しくありません。

悪徳遺品整理業者は利益重視の面が強いので、買取によるトラブルも起きやすくなります。高価な遺品を処分する時は遺品整理業者ではなく、専門のリサイクル業者に買取を頼むのがおすすめです。

作業後の現場をきちんと掃除しない

遺品整理作業をした後は現場が汚れてしまうため、業者は清掃作業も仕事として行います。悪徳遺品整理業者は現場のスタッフの人手が足りないこともあり、作業後の掃除をきちんとしないというトラブル被害も多いです。

遺品整理の分別の仕事は大変なので作業後に疲れているのは分かりますが、プロとしてお金を払って依頼されているので清掃もきちんと行うべきでしょう。良い遺品整理業者は作業後の掃除も丁寧であり、現場をキレイな状態にして依頼者に明け渡します。

遺品整理業者とトラブルがないようにするには業者をチェック

遺品整理業者とトラブルがないようにするには、その業者が信用できるのかチェックすることが必要です。遺品整理業者のどこをチェックするべきか解説いたします。

許可証含め必要な資格を持っているか

遺品整理業者は先ほどご紹介した自治体の許可証だけでなく、他にも持っておかなくてはいけない資格があります。遺品整理業者に必要な資格は、以下の3つです。

  • 遺品整理のプロであることの証明である「遺品整理士」
  • 古物を買取ることができる「古物商許可」
  • 家庭の廃棄物を回収できる「家庭系一般廃棄物取集運搬許可」

良い遺品整理業者はこの3つの資格を持っているので、取得しているか必ずチェックしましょう。必要な資格を持っている遺品整理業者なら、トラブルが起きるリスクも低くなります。

料金が相場に近い設定か

良い遺品整理業者は料金を安すぎず高すぎず、相場に近い金額で設定しています。遺品整理業者が提示する料金が相場に近い金額かは、トラブル回避のためでも重要な要素になります。

悪徳遺品整理業者とのトラブルにある見積もりと実際の請求金額が違うということがないように、念のために見積もりと請求される料金に大きな違いは出ないか業者に聞いておきましょう。

無料で訪問見積もりが可能か

遺品整理業者が現場に訪問して見積もりするのは、無料で頼めるようになっているかも見ましょう。良い遺品整理業者は訪問見積もりをサービスの一環として、無料で行ってくれます。

無料の訪問見積もりはなるべくなら、複数の遺品整理業者に頼みましょう。スタッフの対応や料金の比較ができるので、良い遺品整理業者を探しやすくなります。

遺品整理の仕事での経歴が長いか

遺品整理の仕事を長くやっている会社だとノウハウなどしっかりしているため、安心して仕事を任せることができます。遺品整理業者がどれくらいの経歴を持っているか、調べておきましょう。

最近は需要の多さから遺品整理の仕事をはじめている会社も増えていますが、経歴が短い会社は知識や技術が浅く慣れているスタッフが少ないです。遺品整理の仕事の経歴が長い業者は、作業に慣れているスタッフもそろっています。

良い遺品整理業者はホームページにスタッフの顔写真を掲載していることが多い

良い遺品整理業者はどんな人が働いているのか依頼者が見られるように、ホームページ働いているスタッフの顔写真を掲載しています。ホームページに掲載している顔写真は一部のスタッフだけの場合もありますが、作業に来る人の様子が分かることで依頼者の安心感も違ってきます。

良い遺品整理業者の特徴の一つとして、ホームページにスタッフの顔写真が掲載されているというのも覚えておくと良いでしょう。

まとめ

遺品整理業者との間でトラブルになる原因は、選んだ業者の質が悪徳ことが関係しています。悪徳遺品整理業者は特徴があるので、そこに当てはまりそうな会社を避けるようにしてください。

遺品整理を良い業者にお願いできるように、業者選びはチェックする点をよく確かめてから決めることです。