処分方法

ライターの安全な処分方法!ガス抜きや捨て方の注意点が早わかり

たくさんの使い捨てライター

使い捨てライターを処分したいけれど、中身が入ったままだとどうやって捨てたらいいのかわからないという方も多いと思います。使い捨てライターは、子どもの火遊び事故を防ぐためにも要らなくなったら早めの処分をしておきたいものですね。

この記事で分かること!
  • 使い捨てライターを安全に処分する方法!
  • ガス・オイル抜きの手順と注意点!
  • 使い捨てライターは自治体によって分別が異なる!

この記事を読んでもらうと、使い捨てライターをどうすれば安全に処分できるのかが分かります。これまでガスを使い切らないと処分できないと思いこんでいた方も、ガス抜きをきちんと済ませれば、自治体の回収でライターを出せるようになるのです。ガス抜きの手順や捨て方の注意点を守り安全に処分を進めて行きましょう。

まだ使えるライターの適切な処分方法

着火できる使い捨てライター

ライターを適切に捨てるには、以下の3つの処分方法があります。

自治体のゴミ回収に出す

使い捨てライターは、自治体のゴミ回収の2通りを利用できます。

ガス・オイル抜きをしたライターは自治体の分別方法に従う

ガス・オイル抜きをしたライターなら、自治体のゴミ回収に出せます。ガス・オイル抜きの手順は、後半で詳しく説明しているので参考にしてください。

  • 燃えるゴミ
  • 不燃ゴミ
  • 危険ゴミ
  • 特定ゴミ
  • 蛍光管などのゴミ
  • 金属部分のみ金属ゴミ


ライターの分別は、上記のようにさまざまです。また、たとえば不燃ゴミと指定されていても、他の不燃ゴミとは分けて袋に入れるとか「危険」とペンで書いておくと言ったルールが自治体ごとにあるので守るようにしましょう。

料金 無料(ゴミ袋代)

ガス・オイル抜きをしたライターは回収ボックスに入れる

自治体によっては使い捨てライターやチャッカマンを対象とした専用の「回収ボックス」が設置されています。これは、ゴミとして出された使い捨てライターが原因で、ゴミ収集車の火災が多発していることから適切なガス抜きを徹底するために設けられるようになりました。

基本的に中身を使い切ることが決まりですが、操作レバーが動かなかったり上手くガス抜きできなかったりするものについてはライターボックスを利用できます。お住まいの自治体で、回収ボックスが設置されていないかを検索してみましょう。

料金 無料

不用品回収業者に回収してもらう

ガス抜きが自分でできなく自治体の回収ボックスも設置されていない時には、不用品回収業者を利用するのも一つの方法です。

ライターだけを単独で回収を依頼するというよりも、他の不用品の処分で困っている時に一緒に依頼するのがおすすめです。

料金 有料(ほかの不用品とまとめるとお得に利用できる)

喫煙者にあげる

かつてはノベルティでもらう機会も多い使い捨てライターですが、いつの間にか増えてしまうものの使う用途は限られているという方も多いでしょう。現在は、子どもがライターを容易に扱えないようにCR(チャイルドレジスタンス)機能が備わっているものしか販売されていません。それ以前のライターだと子どもが容易に使えることから、置き続けることは火災のリスクを高めてしまうことにもなってしまいます。

そのような時には、喫煙者にあげると喜ばれます。そのまま、処分できる上に喫煙者にはちょっとライターが欲しい時にも間に合うので、友人や知人にあげるようにしてみましょう。

ライターの処分前に注意すべきガス・オイル抜きの方法

使い捨てライターの操作レバーのアップ

ライターの安全な処分をするためには、ガス・オイル抜きを済ませておくように注意しましょう。少量しかないのでそのまま捨てても問題ないと思っていると、思いがけない火災を引き起こしてしまうこともあります。

一般社団法人 日本喫煙具協会をご覧になると、正しいガス抜きの方法が掲載されています。また、お住まいの自治体のホームページにも掲載されているので参考にしてみてください。

ガス抜きの前に、まずは周辺に火気のないことを確認するのを忘れないようにしましょう。

使い捨てライターの場合

強力なガムテープ輪ゴムを数本あればできるので、火気のない場所で行いましょう。

  1. 使い捨てライターの着火する際に押す操作レバーを押し下げる。
  2. 着火したら吹き消しておく。
  3. 操作レバーを固定して押し下げた状態にするためガムテープか輪ゴムを使う。
  4. 「シュー」という音がなくなればガスが抜けきっている。
  5. 再度、着火するかを確認して着火しなければガス抜きが完全に終わっている。

注入式ライターの場合

注入式ライターのガス抜きには、先端の細いドライバーが必要です。

  1. ガス注入口を細めのドライバーで押す。
  2. 「シュー」という音がなくなればガスが抜けきっている。
  3. レバーを固定したまま火の気がない屋外に半日から1日放置する。
  4. 再度、着火するかを確認して着火しなければガス抜きが完全に終わっている。

ライターのこんな捨て方は危険

危険

ライターの正しい捨て方を守らずに捨ててしまうことで、収集車の火災だけではなく処分している本人がやけどやケガをしてしまう事例も起きておりたいへん危険です。以下の捨て方はしないようにしてください。

ガスやオイルを入ったまま捨てる

目視でほとんどガスがないのでそのまま捨てても大丈夫と思う方もいるかもしれませんが、わずかなガスでも残っていると収集車内やゴミ処理施設で火災を引き起こす可能性はあります。ゴミ収集を担うスタッフの人命にもかかわることですので、ガス抜きを必ず行いましょう。

コンパクトで使いやすい使い捨てライターは、その手軽さから危険性を軽視してしまいがちですが、中身はブタンガスが入っていることを頭に置いておきましょう。

ガスを抜かずに分解する

「ほんのわずかのガスが入っているだけだから」と安易にそのままライターを分解や破壊をするのはとても危険です。自治体のルールによっては、金属部とプラスティック部の分解を済ませる必要があるところもありますが、必ずガス抜きを先に済ませてから行いましょう。

ライター処分まとめ

捨て方がわからず保管しておいた使い捨てライターも、処分方法が理解できれば溜め込まずにすみますね。ガス抜きの手順と捨てる前の注意点を守ることで安全に処分ができます。

片付けの機会に保管している使い捨てライターを何度か見てはまた、中身が入っているので捨てられないと思い込んでいた方も、この機会に処分を始めて見ましょう。