自作パソコンを組み立てる方に必要なのが、マザーボードやハードディスクなどを収納するPCケースです。サイズ、材質、機能だけではなくデザイン性を重視したものも今では広く流通しています。だんだんとより優れたPCケースが欲しくなることも当然あるでしょう。そうなると、使わなくなったPCケースを処分しなければならなくなりますね。
そんなPCケースを処分する時はどのようにすれば良いのかご存知ですか?
- PCケースを簡単に処分する方法!
- 中古のPCケースでも売却する方法があるのか?
- PCケースを処分する前の注意点!
この記事を読んでもらうと、要らなくなったPCケースの処分に悩まずに済むようになります。適切な捨て方だけではなく、中古での需要もあるので売却も選択肢に入れてみませんか?
PCケースの簡単な処分方法
自作パソコンを組み立てると、だんだんと要らなくなったPCケースが出て来ますがどこでどのように処分したら良いでしょうか?
自治体のゴミ回収を利用する
自治体のゴミ回収でPCケースは処分できます。「パソコンは自治体で回収してもらえないんじゃ?」と思う方もいるかもしれません。パソコン本体は、有用な資源が使われているためリサイクルを推進するために、メーカーや協力事業者に回収してもらうようになっています。しかし、アルミやプラスチックの素材を使っていることが多いPCケースの処分なら自治体でも可能なのです。
不燃ゴミ
通常、不燃ゴミとして回収してもらえるのですがサイズの規定を超えると粗大ゴミの扱いになります。逆に、不燃ゴミのサイズを超えていても分解ができれば普通に出せるわけです。お住まいの自治体で粗大ゴミの扱いが何㎝以上になっているかを、まずは確認してみてください。
自治体 | 区分 | ルール |
川崎市 | 小物金属か粗大ゴミ | 最長辺が30cm以上なら粗大ごみ |
横浜市 | 燃やすゴミ | 50㎝以上は粗大ゴミ 30㎝未満の金属なら金属ゴミ 30㎝以上の金属なら粗大ゴミ |
港区 | 粗大ゴミ |
自治体へ問い合わせする際には、PCケースのサイズによってゴミの区分が変わるのであらかじめサイズを測っておきましょう。
粗大ゴミ
PCケースで、それぞれの自治体で決められているサイズ以上になると粗大ゴミとして処分をしなくてはなりません。
- 粗大ゴミとして回収してもらうための予約
- 粗大ゴミ処理シールの購入
- 廃棄する際の手続きで記名が必要
自治体ごとに定められたルールに従って、出すようにしましょう。
- 不燃ゴミや金属ゴミならゴミ袋代だけで済む
- 粗大ゴミの処理費用は数百円程度と格安で済む
不用品回収業者を利用する
引越しや断捨離などでPCケースの他にも不用品をすぐにでも処分したい時には、不用品回収業者がおすすめです。早急に処分したい場合でも即日対応してくれる業者もあるので、間に合う安心感もあります。もし、PCケースに他のパーツが残っていても回収してもらえるのも魅力です。
ただし、悪質な業者も不用品回収業者の中には存在しているので注意しておいてください。トラブルを避けるためには、事前の見積もりを出してもらってから依頼をするのが賢明です。
- すぐに処分したい時でも間に合う
- 見積もりに納得した上で依頼する
ネットオークションで売る
身近なところでPCケースの買い手を探すのは難しいかもしれませんが、オークションサイトなら自作パソコンを作るために購入したい人を手軽に見つけられます。
まだきれいなPCケースなら、他の人に使ってもらえるのも嬉しいですよね。ただ、売れるまでに時間がかかったり結局売れなかったりする可能性もあるため、時間的なゆとりがある方に向いている方法です。
売る値段次第ですが、送料の負担や梱包の手間がかかるため時間や労力をかけるよりも、早く廃棄処分した方が楽というケースもあるでしょう。
- 上手く行けばお得に処分できる
買取業者を利用する
PCケースは、パーツを入れるためのケースの目的で使われているのは確かですが、それだけではなくさまざまな役割を果たしています。熱を持ちやすいパソコン内部を冷却したり、音を静かにしたりする機能を重視するため、PCケースの構造が選ぶ際のポイントです。
購入金額の相場では手が出やすい10,000円前後のものは人気が高く、中古でも需要があり取り引きされやすくなっています。ネットオークションで売るのは、手続きや手間がかかって面倒だと思う方には中古パソコンの買取店で買取できるかを問い合わせしてみましょう。
パソコン工房
パソコン工房では、各種PCパーツの買取を行っています。PCケースはサイズを問わず買取可能としているので、型番やメーカーを確かめた上で問い合わせしてみましょう。
宅配買取は送料が無料になるのは買取価格が1点で12,000円以上の条件があります。送料を自己負担すると買取額の方が安いことも考えられるので、PCケースだけを売るには店舗買取の方が得策かもしれません。
高く売れるドットコム
高く売れるドットコムでも、PCケースのほかパソコン本体や周辺機器を広く買取してくれます。宅配・出張・店舗買取の3つから選べるので、店舗が最寄りに無い方でも安心です。電話やネット上で不要なPCケースがいくらで売れるのか最新情報を入手できます。査定も送料も返送料も無料なので、気軽に利用できるのが魅力です。
また、大型のPCケースの査定を受けたい時でも、出張買取なら自宅まで訪問してくれるので便利に利用できるでしょう。
- 中古PCケースは需要がある
- 宅配買取で送料をかけずに依頼するできる業者もある
PCケースの査定がつかない時には、自作パソコンのままで買取査定を受けると買取査定がつく可能性もあります。下記を参考にしてみてください。
PCケースだけを処分する際の注意点
自作パソコンを組み立ててグレードアップして行くと、PCケースは拡張性や静穏性があるものに交換となり不要になってしまいます。PCケースの処分をする時の注意点をご紹介しましょう。
PCケースだけではパソコンの無料回収対象ではない
パソコンは、リサイクルを進めることが資源有効利用促進法で決められています。2003年10月以降に購入したパソコンにはリサイクル費用が含まれているため、法律に従った処理をする際に費用や配送費もかかりません。貴重な資源を再利用するために、メーカー、販売店の引き取りを行っています。「PCリサイクルマーク」があれば、メーカーや回収事業者に無料で回収してもらえるのです。
回収対象となっているのは以下の通りです。そのため、PCケースのみを回収してもらうことはできません。
- デスクトップ本体
- ノートパソコン
- 液晶ディスプレイ
- ブラウン管ディスプレイ
- 液晶ディスプレイ一体型パソコン
自作パソコンを作っている人が、PCケースを処分するにはパソコン3R推進協会では、パソコンごとなら有償(デスクトップパソコン 4,400円)で回収を申し込めます。
パーツが残っているとパソコンとみなされる
自治体のゴミ回収で処分する時、もしハードディスクやマザーボードがケース内に残っていれば、リサイクルの観点からパソコンと見なされてしまうので注意が必要です。たとえば、PCケースを不燃ゴミの収集場所に出しておいたのに、対象外と判断され収集してくれなかったということにもなり兼ねません。
PCケースは早めに処分してスペースを有効活用しよう
PCケースの処分を検討し始めたらできるだけ早いうちに、売却を考えてみましょう。やはり最新のものほど売れやすい傾向が高いからです。
おそらく自作パソコンを作っている人は、パソコンは複数台、周辺機器も色々と持っているでしょう。PCケースは、大型になればかなりスペースを占めてしまいます。年数が経過したものであれば、自治体のゴミ回収を適切に利用すれば早く処分ができるでしょう。スペースを有効活用することで、自作パソコンの周辺環境もすっきりと快適にできるのではないでしょうか?