処分方法

扇風機の処分!自治体や回収の費用と捨て方・お得に売る方法

処分したい扇風機

エアコンが無くてはならない猛暑に、快適に過ごすため扇風機を併用している家庭も多いものです。熱帯夜で就寝時も扇風機はつけっぱなしで過ごす方も珍しくありません。扇風機は、比較的買い替えや買い足ししやすい家電ではないでしょうか?
その際、要らなくなった扇風機の処分は、どのような方法で行えば安心して廃棄できるのか気になるところですね。

この記事で分かること!
  • 扇風機の処分方法!
  • 扇風機は小型家電リサイクル法の対象品目!
  • 扇風機がいくつあっても手軽に捨てられる不用品回収!

この記事を読んでもらうと、扇風機の処分方法が分かります。自治体のゴミ回収の出し方や不用品回収業者の回収は、どちらが利用しやすいのかもまとめてみました。また、買取されやすい扇風機ならお得な売却処分という方法もあります。お手持ちの扇風機に合った方法を見つけていきましょう。

扇風機の処分方法4選

壊れた扇風機

扇風機の処分方法で、おすすめの4つをご紹介します。

不用品回収業者に依頼する

まず、ご紹介するのは不用品回収業者へ依頼する方法です。扇風機を始めさまざまな家電や大型の家具などを自宅まで出張して回収してくれます。電話・メール・最近ではLINEでの申込も対応している業者も多くなっています。

一番手間がかからない方法で、処分が早いのがメリットです。デメリットは、業者を選ぶ際に慎重に行わないと悪質な業者にあたってしまい高額請求される場合がある点です。

料金相場

扇風機の単品料金500~1,000円
出張費の相場3,000円程度

単品料金基本料金を合算した費用がかかると思ってください。

買取・リサイクル業者に依頼する

扇風機が新しくコンディションも良い時には、リサイクルショップや買取業者に売却も検討しましょう。

不要な扇風機をお金に換えて処分できるのは、何よりのメリットです。一方、買取業者に査定を依頼しても想像以上に安い場合もあったり査定額がつかない場合もあったりするので、処分に時間がかかるのがデメリットです。店舗で査定を受けるには、扇風機の運搬が必要になるのでやや手間はかかると言えますね。

買取相場

扇風機の種類メーカー買取相場
Pure Cool空気清浄タワーファンダイソン10,000円前後
8枚羽根つき扇風機日立5000円前後
7枚羽プラズマクラスターシャープ1,500円前後
グリーンファンバルミューダ10,000円前後

従来の羽根つき扇風機よりもエアマルチプライヤータワーファンの方が高額で買取されやすくなっています。

粗大ゴミとして自治体に回収してもらう

扇風機の処分は、自治体の多くは粗大ゴミ回収で受け付けており手順に従って処分できます。自治体の回収なので安心して任せられるメリットがあるでしょう。一方、以下の手順で進めなければならないので回収までには時間がかかるデメリットも考えておきましょう。

  1. 粗大ゴミのセンターに問い合わせ
  2. 粗大ゴミ処理券を指定場所で購入する
  3. 扇風機に記入事項を記載して処理券を貼る
  4. 粗大ゴミ収集場所に持ち込む

手数料相場

自治体分別手数料
札幌市大型ゴミ有料
横浜市粗大ゴミ200円
東京都江東区粗大ゴミ400円
大阪市粗大ゴミ200円
北九州市粗大ゴミ300円

自治体によっては不燃ゴミの袋に入る大きさの扇風機なら、不燃物として出せるころもあります。

フリマアプリ・オークションに出品する

買取業者を利用する以外では、フリマアプリやオークションに出品すると売れる可能性もあります。特に、メルカリでは自分なりの値段をつけて出品できるので取引次第では高く売れることでしょう。古い扇風機でも、レトロなものを好む人が数万円での落札をしている場合もあります。

ただ、ネットサービスを使う場合には扇風機の状態を正しく伝えるために写真や説明をより分かりやすくする手間もかかります。梱包や配送の方法もできるだけ利用しやすく安い方法を調べておく必要もあります。

売値相場

メルカリ売値
ダイソン hot cool27,500円
アイリスオーヤマ小型サーキュレーター2,500円
山善 リビング扇風機1,620円
ヤフオク売値
ダイソン hot cool10,000円
日立 扇風機2,140円
パナソニック スリムファン2,500円

メルカリ・ヤフオクのいずれもダイソンの製品が多数取引されています。

扇風機は大きさによって分別が異なる自治体もある

解体した扇風機

扇風機は粗大ゴミとして回収しているとお伝えしましたが、大きさ次第では不燃ゴミで捨てられる自治体もあります。

分解すれば不燃ゴミで捨てられるの?

長さが30㎝を超えるなど既定のルールがそれぞれの自治体にはあります。そのため、羽根・前後のガード・ベース部分を取りはずせば、不燃ゴミでも捨てられるわけです。ただし、通常の組み立ての説明に従って分解すると考えてください。

自治体によっては粗大ゴミ対象のものは、分解をしても不燃ゴミの対象にならないと決められているところもあるので、お住まいの自治体のルールをまず確かめておきましょう。

扇風機は家電リサイクル法対象ではない

リサイクル

家電リサイクル法では、対象家電はリサイクル料金を支払って適切にリサイクルしなければなりませんが、扇風機は対象品目ではありません。それでは、扇風機はリサイクルを推進していないものなのでしょうか?

家電量販店で引き取りをしている家電リサイクル法対象品目

家電量販店では、家電リサイクル法対象品目(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機)を消費者から引き取りを求められたら回収する義務があります。有用な資源をリサイクルするために、消費者にも、家電量販店や指定引取場所を利用して対象家電を処分しなければなりません。

法律に従って処分するには、リサイクル料金と収集運搬料金の2つの費用が必要です。

小型家電リサイクル法の手続きは難しい?

一方、2013年から始まった小型家電リサイクル法は、ご存じですか?聞いたことはあるという程度かもしれませんね。小型家電リサイクル回収ボックスを見かけた方もいるでしょう。小型家電というと掃除機や扇風機は、該当しないと思われるかもしれません。

しかし、小型家電リサイクル法の対象家電は、家電リサイクル法の対象品目以外の家電ですので家庭にある身近な家電が該当します。当然、扇風機は家電量販店で回収をしてもらえるわけです。

家電量販店リサイクル料金
エディオン550円
ケーズデンキ550円
ヤマダ電機1,000円
ヨドバシカメラ550円

回収の手続きは難しくありませんが、各店舗により回収の対応が異なるので、あらかじめ問い合わせしておきましょう。

小型家電は、小型家電リサイクル法によって自治体や家電量販店の回収で事業者へ運ばれ、メーカーは貴重な資源を原材料として再度製品を作っています。そのようにして、消費者へふたたび家電として流通しているわけですね。

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売った方が良い扇風機はどのような状態のもの?

買取を検討する主婦

みすみす廃棄するのではなく、できれば売りたいと考えているなら手持ちの扇風機が売れる状態かをまず検討してみましょう。

正常に動くものできれいな状態の扇風機が、買取対象です。ただ、5,000円以下のリーズナブルなものよりもダイソンバルミューダ日立三菱などの有名メーカーのものはニーズが高く買取されやすくなっています。

古い扇風機は発火・発熱の恐れがあるので注意

危険

扇風機が原因で火災が起こった事例も多数報告されています。あまりに古い扇風機は、発火や発熱の恐れがあるので処分をするようにしましょう。

扇風機の寿命は8年が目安

エアコンが苦手な方や節約したい方は、特に扇風機を連続使用しているので注意が必要です。また、ものを大事にする傾向が強い高齢者の中には、壊れない限りは使い続ける場合も多いでしょう。

長年使っていても扇風機は「簡単には壊れない」という印象を持ってしまいますが、実は寿命は8年が目安です。お手持ちの扇風機の製造年数を見て、軽く8年を超えている家庭も少なくないでしょう。

こんな症状があれば即座に使用はやめよう

実際に、以下のような症状があれば発火の恐れがあるので直ちに使用はやめましょう。

  • 異常な音
  • 振動
  • におい
  • 異常な発熱

NITE(ナイト)に通知された製品事故情報において、エアコン及び扇風機の事故は2013年度から2017年度の5年間に合計404件※3(エアコン286件、扇風機118件)あり、7人が死亡しています。

事故状況では5年間で火災事故が354件(エアコン258件、扇風機96件)と多く発生しています。

製品評価技術基盤機構
 エアコン・扇風機の事故に注意~6月から急増!火災事故~

大切な命や住まいを守るためにも、まず製造年数を見て扇風機にいつもと違う症状がないかも確認しましょう。

扇風機の種類に関係なく手軽に回収してもらえるのは不用品回収

1回と指さす主婦

扇風機をとにかく手間なく回収してもらいたいなら、不用品回収がおすすめです。昔ながらの羽根つき扇風機だけではなく、多様化してきているのでいろいろな種類も出回っており目的によって使い分けしている家庭も多いでしょう。

タワー型扇風機や大型扇風機なども一度に処分が可能

デザイン性に優れているタワー型扇風機、業務用で大活躍する大型扇風機、外出時に重宝するハンディファンなどタイプも色んなものが出回っています。いくつもの処分をしたい時でも、不用品回収なら一度に処分を済ませられるので非常にスピーディです。

運搬が面倒な場合や安全に使えるように買い替えをした場合、急いで処分したい場合でも、間に合わせてくれます。安全に使うためにも、この機会に扇風機のシーズン前に製造年数や状態を確認してみましょう。