遺品整理

遺品整理はやばいことに遭遇しやすい仕事なのか?実際にあった例などご紹介

遺品整理の仕事はやばいことに遭遇しやすい仕事だと思われている節がありますが、この仕事は働くとどんなことがあるのでしょうか?

今回は実際に遺品整理の仕事で働いている人の体験を参考に、遺品整理の仕事に含まれるやばい要素など解説していきます。遺品整理の仕事に興味がある人は、参考にしてください。

遺品整理はそもそもやばい要素がある仕事

遺品整理の仕事はインターネットで検索すると、「やばい」仕事に分類されていることが多いですが、そもそも遺品整理の仕事内容はやばい要素が含まれています。

それはなぜかといいますと、仕事で分別する物や現場の状態が理由にあります。

故人の遺品は何があるか分からない

遺品整理の仕事は故人の遺品を要る物と要らない物に分別するのがメイン業務であり、遺品の一つ一つを細かくチェックしなくてはいけません。チェックする遺品が家電や家具、衣類や食器など一般的な物ならやばい要素はないです。

しかし、全ての遺品がそうである保証はなく、故人の遺品の中にどう扱えば良いのか困るやばい物が潜んでいる場合があります。 遺品整理の仕事で一番デメリットとなる部分は、実際に現場に行って作業をしないと遺品に何があるか分からないところでしょう。

遺品整理の作業前に故人の家に訪問して見積を行いますが、その短時間の間でどんな遺品があるか全て把握するのは困難です。

孤独死や自殺者の案件も少なくない

遺品整理の仕事は病院で亡くなった故人の家の整理を頼まれる案件の他に、自宅の中で亡くなった故人の家の整理も頼まれます。故人が自宅で亡くなった場合の案件では、故人が孤独死や自殺しているものが少なくないのです。

故人が自宅で孤独死や自殺した遺品整理の案件は、故人が死後しばらく経ってから発見されていることが多いです。遺体が放置されたままになるとどうなるか、嫌でも結果が想像できてしまいます。

遺品整理の仕事はこのような案件が含まれるので、人がひどい状態になって発見された後の整理をするやばい仕事と誤解される部分があるのでしょう。

遺品整理の仕事でこんなやばい物が発見されたりする

遺品整理で故人の遺品の中から発見される取り扱いに困るやばい物は、どのような物があるか気になりませんか?

遺品整理の仕事で働いている人が分別作業中に、実際に発見したというやばい物をご紹介しましょう。

大量の万札など

「遺品整理を依頼された家の中から、大量の万札を見つけた」という体験談は、遺品整理の仕事をしている人には割とあります。一か所からまとめて発見される場合や、家の色んなところから発見される場合もあるようです。

遺品整理で故人の部屋から発見される大量の万札は、大半が故人がこっそり貯めていた「へそくり」なのでしょう。そうであっても遺品整理する現場で大量の万札を発見すると、やばいお金なのではと整理する方はパニック気味になってしまいます。

遺品整理で大金が発見されたことにより、そのお金を巡って故人の遺族間でトラブルが起きてしまうというのも珍しくないです。

故人の過去にした浮気の痕跡

「タンスの奧など人目のつかない場所に、故人が奧さん以外の若い女性と写っている写真が隠されていた」など、故人が過去にしていた浮気の痕跡が遺品整理をしていて見つかることもよくあります。

写真の他には浮気相手に書いた手紙が発見されることもあり、依頼者立ち会いが基本となる遺品整理の現場では故人の浮気の痕跡はやばい代物です。依頼者が故人の旦那さんや奧さんであれば、それを見てしまえば修羅場になってもおかしくありません。

浮気の痕跡は遺品の一つでもあるので発見してしまった人にとっては、本当にどう対処すれば良いのか頭を悩ませられます。遺品整理の依頼者に見せるべきか故人のために秘密裏に処分してしまうべきか、どちらを選ぶ方が良いのか判断がつきにくい遺品です。

放置された怪しいビン類

遺品整理の仕事は故人の自宅がゴミ屋敷の現場もあり、そういった場所で作業した人の話では「中身の分からない怪しいビン類が、ホコリがたかった状態で放置されていた」というのが多いです。

長年放置されたビン類は元々の中身がジュースやお酒だったにしても、保存状態の悪い場所で置かれていたので中身が腐ってしまっています。ゴミ屋敷の遺品整理で見つかる怪しいビン類は中身も廃棄しなくてはならず、作業する側は汚臭を嗅ぐはめになるのでやばい遺品といえます。

怪しいビン類にはもしかしから薬品が入っている可能性もあるので、ビンのフタを開けて処分する時はよく注意しなければいけません。

遺品整理する現場は室内の状態がやばいことが多い

先ほど遺品整理の仕事は故人が自宅で孤独死や自殺した案件が含まれるとご紹介しましたが、その案件の割合は年々増加傾向にあります。

孤独死や自殺者の出た現場の遺品整理をした人の話では、室内の状態は「やばい」の一言につきるようです。

部屋にうじ虫が湧いている

故人が自宅で孤独死や自殺した場合は遺体が腐乱した状態で発見されることが多く、遺品整理のために現場に足を踏み入れたら、「部屋にうじ虫が湧いていて、そこら中の床や壁にうごめいていた」という気持ち悪い体験談は孤独死などの遺品整理をした人に共通してあります。

うじ虫は腐った食べ物などに集まる性質があるので、故人が発見された時にはだいぶ腐乱が進んでいたのでしょう。うじ虫がいる中で遺品整理をするのは衛生面でも精神面でも、作業する人にとってはやばい環境です。

手袋や靴を身に着けていても布越しにうじ虫の感触がして、何ともいえない気持ちにさせられます。

人が「死んだ」負の名残がすごい

遺体が腐乱した室内は部屋中に、人が「死んだ」負の名残が刻まれているものです。

故人の遺体が長いこと発見されなかった現場で仕事をした人の体験談では「動物のような強い臭いがした」という死臭の話や、「床に遺体の形がしみになってついていた」という遺体の痕跡の話が目立ちます。

遺体がすぐに発見されなかった室内の遺品整理は、その場所で人が死んだことが分かるやばい雰囲気の中で進めていきます。繊細な心の持ち主だと死の空気が充満した現場の仕事は、精神的なダメージをかなり受けるでしょう。

遺品整理の現場はオカルト面でもやばいことがある

遺品整理は故人、「死んだ人」の部屋を片付ける仕事であるため、オカルト面でもやばいことが起こりやすいです。遺品整理の仕事をした人が現場で体験したオカルト話でよくあるものを、簡単にあげておきましょう。

  • 誰も触っていないのに、人形が勝手に落ちた
  • スタッフたちはしゃべっていないのに、誰かの話声が聞こえてきた
  • 遺品の作業中に背後から視線を感じたが、誰もいなかった

遺品整理業者が仕事をする現場は故人が暮らしていた家なので、家主の魂がまだ家の中にいても不思議ではないでしょう。

遺品整理の仕事は死に関わる仕事にも属するため、少し怖いことが起こる場合もあります。

まとめ

遺品整理の仕事は故人の遺品に何があるか事前に分からない、故人が孤独死や自殺した部屋を任されることがあるなどやばい要素を含んでいます。

他にも色々と困ったことが多いですが、遺品整理はやりがいもあり長い需要が期待できる仕事でもあります。遺品整理の仕事はメリットもあればデメリットもあると、よく理解しておきましょう。