お子さんが勉強を続けて来た学習机は、進学や就職、家を離れるタイミングで不要となり処分しなければならない時はやってきます。大型の家具であり、気軽に処分ができにくいこともありお子さんが社会人となってもずっと実家に置かれたままなどの家庭も中にはあるでしょう。子供の学習を支えてきた学習机の扱いには悩めることが多いものですが、どう処分すれば良いのかをいくつかの方法を紹介していきます。
この記事で分かること!
- あなたに最適な学習机の処分方法
- 学習机を処分する際の注意点
- 学習机を少しでもお得に処分するためのポイント
この記事を読んでもらうと、学習机を処分する方法を選びやすくなります。労力や料金、スピード、安全性を比べてみてあなたの都合にあったものを見つけてみましょう。
学習机の主な処分方法
学習足を処分する主な方法は、以下の7通りです。
- 自治体の粗大ゴミ回収で出す
- 解体できるなら自治体の燃えるゴミなどで出す
- 買い替え時に引き取りをしてもらう
- リサイクルショップで売る
- ネットのフリマアプリや地域のコミュニティーサイトで売る
- 友人や身内に譲る
- 不用品回収業者へ依頼をする
自治体の粗大ゴミ回収で出す
自治体の粗大ゴミ回収で学習机を出せます。自治体が指定している粗大ゴミ処理シールをスーパーやコンビニなどでまず購入しておき、それを貼り付けて粗大ゴミ回収日に出すという流れです。
- 自分で粗大ゴミ回収場所に搬出する
- ゴミ処理施設へ直接持ち込む
労力 | 搬出や持込でかなりかかる |
料金 | 1000円~3000円(自治体ごとで異なる) |
スピード | 粗大ゴミ回収日かゴミ処理施設の時間内のみ |
安全性 | 自治体なので安心 |
解体できるなら自治体の燃えるゴミなどで出す
工具セットや時間があれば、家庭で学習机を解体することも可能です。購入時に、パーツを持ち込んで組み立てているわけですので、解体も当然できます。ただ、解体後に自治体で定められているサイズまで分解するのは、慣れていないとやや難しさもあるでしょう。
- 木材の部分は、一定の大きさまで裁断すると燃えるゴミで出せる
- 金属やプラスチックは、金属ゴミ・資源ゴミ・不燃ゴミなど自治体のルールに従う
労力 | 解体や裁断、搬出の手間がそうとうかかる |
料金 | 無料 |
スピード | 解体や裁断に時間を要する |
安全性 | 解体作業でケガの可能性にも注意 |
買い替え時に引き取りをしてもらう
通常、学習机は小学校から高校まで使っても十分耐えられる作りや材質となっていますが、何らかの不満や事情がある場合には買い替えをすることもあるでしょう。そのような場合には、買い替え時の引き取りサービスを行っている販売店を選ぶのがおすすめです。
たとえば、ニトリでは配送時に家具引き取りサービスを行っています。学習机を購入数と同じ数の不要な学習机を引き取ってもらえるので便利です。
労力 | 引き取りサービスがあるので労力は不要 |
料金 | 3,000円程度 |
スピード | 買い替えと同時に済む |
安全性 | 安全に入れ替えしてもらえる |
リサイクルショップで売る
学習机は小学校から高校まで使い続けていることがほとんどなので、リサイクルショップで売るにしても査定額がつかなかったり数百円の価値にしかならなかったりすることがほとんどです。数百円でも、エコの精神で処分できれば査定額の安さは気にならないという方なら活用してみてはいかがでしょうか?
ただ、汚れや傷もなくきれいな近い状態であれば満足の行く買取がでることも充分考えられるでしょう。
労力 | 宅配買取なら便利 |
料金 | 無料(買取成立ならお得) |
スピード | リサイクルショップの調査が必要 |
安全性 | 宅配買取なら安全に搬出してもらえる |
ネットのフリマアプリや地域のコミュニティーサイトで売る
リサイクルショップで買取してもらえなかった場合でも、ネットのフリマアプリや地域のコミュニティーサイトで売れる可能性があります。直ちに処分をしなくても良いという方には、やってみる価値があるでしょう。
労力 | 出品の手間・配送の負担などがかかる |
料金 | 無料(取引成立ならお得) |
スピード | 買い手がつくまで時間がかかる・売れないこともある |
安全性 | 個人取引なのでトラブルの可能性がある |
友人や身内に譲る
学習机を友人や身内に譲る方法もあります。必要としているお子さんがいる家庭なら、押し付けるのではなく提案してみるのが理想的です。処分に困っているからあげるのではなく、希望があれば使ってもらえないかという立場で提案するのが良いでしょう。
労力 | 譲る相手と協力して搬出をする |
料金 | 無料 |
スピード | あくまでも提案なのである程度の時間はかかる |
安全性 | 信頼のある関係で譲渡は成り立つ |
不用品回収業者へ依頼をする
最も手軽な方法は、不用品回収業者へ依頼をすることです。学習机の処分を考え始める時期というのは、進学や就職などで必要がなくなったという時期と重なります。春は、何かと多忙な時期でもあり不用品回収業者に依頼すると都合の良い日に回収してくれるので期限までに間に合わせてもらうことも容易です。他の不用品とまとめて依頼するという手もあるでしょう。
労力 | 家まで来てくれるので労力がかからない 解体も不要 |
料金 | 3,000円~6,000円 |
スピード | 最速なら即日対応も可能 |
安全性 | 業者選びをきちんとすると安全に依頼できる 業者が搬出するのでケガの心配もない |
学習机の処分で気をつけるポイント
学習机を処分する際には、いくつかのポイントがあります。処分する前に目の通しておいてください。
自分たちでの搬出は想像以上の重量があるのでケガに気をつけよう
学習机を自分たちで搬出が必要な処分方法を選ぶ時には、特に机の重量に気をつけましょう。十数年の使用に耐えうる構造や材質になっているため、学習机は、想像以上の重量があります。約40㎏~60㎏もの重さがあるので2人がかりで運ぶとしても容易とは言い切れません。搬出経路に階段や狭い通路があれば、なおさらケガや壁の損傷などにも細心の注意を払いましょう。
売る・譲るならシールや汚れをきれいに落としておこう
子供が大好きなシールは、学習机のいたるところに貼られていることが多いものです。幼い頃の思い出としてよみがえってくるものですが、売る場合にはできるだけきれいに落としておきましょう。
シールがべたべたと残ってしまった場合には、中性洗剤やセスキ炭酸ソーダをつけてスポンジなどやわらかいものでこすると落とせます。
鉛筆の汚れで机が黒ずんでしまうこともよくありますが、このとき歯磨き粉をつけて磨くと鉛筆の粉を吸着してきれいになるのでお試しください。
個人取引をするなら送料の負担を考えておこう
お伝えしたように、学習机の重量は40 kg~60kgもあるため個人取引で売却を考えているなら、送料の負担もかなりあります。着払いを選択することもできますが、買い手としては送料込みの出品の方を好む傾向が強いのは確かです。
配送の手間や送料の負担を考えた時には、地域のコミュニティーサイトで引き取りに来てくれる購入者を見つける方法を検討してみるのも良いでしょう。
まとめ
学校生活で長年使った学習机を処分するのは、親にとっては嬉しさ半分、寂しさ半分ではないでしょうか?祖父母からプレゼントされたものであることも多く、不要になったけれど処分するのには何となく抵抗感もありますね。思い出があることでなかなか行動に移しにくい一因になっているのもあるでしょう。けれども、思い出はたくさんあるものの、成長とともに要らなくなってしまいスペースを占め続けているのなら処分する時期に来ているのは確かです。
机を処分したら、目の前から無くなるのは確かですが幼い頃の思い出が無くなるものでもありません。処分方法を比較してみると、どの方法ならメリットが多いと感じる部分が多いかがつかみやすくなったかと思います。処分をすることで、今のライフスタイルにあった部屋に模様替えもでき暮らしやすさも手に入れられるワクワク感も得られるでしょう。