車を買い替えしたら予備のタイヤが残ってしまったり、好みのタイヤを購入したら純正品のタイヤが不要になったりしてしまっている家庭も多いのではないでしょうか?倉庫に置か続けているタイヤの処分に困っているものの、捨てられないままで何年も経過している方もいるでしょう。タイヤを正しく処分するには、どんなやり方を選べばよいのでしょうか?
この記事で分かること!
- タイヤの処分方法と料金が詳しく理解できる!
- タイヤは状態の良いものは買い取ってもらうこともできる!
- タイヤは消耗品なので処分のタイミングを把握しておこう!
この記事を読んでもらうと、これまでのようにタイヤの処分にも困らなくなります。処分方法と費用・手間を比較して自分の都合に合うもので行動に移していきましょう。タイヤの状態が良いものなら、買取してもらうこともできます。まだまだ捨てるのにはもったいないというタイヤを保有している方は、早いうちに売ることを選択してみるのもおすすめです。
タイヤの回収は自治体ではしていません
自分の車を管理するようになって、初めて「タイヤの処分をどうしたら良いの?」と疑問を持つようになるのではないでしょうか?
タイヤの処分と言えば、自治体なら粗大ゴミとして回収してれそうだと思うかもしれません。ほとんどの自治体では、タイヤの回収はできません。タイヤは、自治体のゴミ処理施設では処分が困難な「適正処理困難物」に指定されているからです。そのため、一般廃棄物処理業の許可業者かタイヤ関連業界で処分されるように指定されています。
使わないタイヤの処分方法
タイヤは、年数が経過すれば必ず処分しなければなりません。劣化したタイヤやパンクしたタイヤは、適切に処分する必要があります。買い替え以外の処分は重量も嵩もあるものだけに、後々困ってしまうのも当然ですね。処分する際にどの方法ならやりやすいのかを考えて選びましょう。
カー用品店に依頼する
手軽に利用できるのは、カー用品店へ持ち込む方法です。オートバックスやイエローハットなどだと全国展開しているので便利に利用できるでしょう。
費用は、1本330円程度ですがホイール付きのままだタイヤから外す工賃が加算されると1本550~880円程度です。
ガソリンスタンドで依頼する
身近なガソリンスタンドでも古いタイヤを引き取ってくれます。急にパンクした時や思いがけない積雪でタイヤ交換をする時などがあるので廃タイヤの引取ができるわけです。ENEOSやコスモ石油、昭和シェルなどで、1本330~440円、ホイール付きだと550~660円の費用がかかります。費用は、カー用品店とほとんど変わらない金額で引き取ってもらえるので、利用しやすい場所にあるかを考えて選ぶのも良いですね。
車の修理工場に依頼する
車の修理工場で懇意にしているところがあれば、そちらへ持ち込むことも可能です。料金はおのおのの工場で違うのですが、1本400~800円程度で済むため比較的安めの設定です。タイヤの処分だけでも、お付き合いのある工場なら気兼ねなく依頼できるのではないでしょうか?もし、単独では受け付けていない工場なら、車検や点検の際に合わせて依頼するように計画をしておきましょう。
車を購入したディーラーなどに依頼する
車を購入したディーラーや中古車販売店へタイヤ交換のタイミングで処分を依頼してみる方法もあります。ディーラーよりもいろいろな車種を取り扱っている中古車販売店の方が受付してくれやすいでしょう。タイヤの処分だけで依頼するのではなく、タイヤを購入する機会であれば問題なく対応してくれます。車検や点検でお付き合いのある担当者に、料金を確かめておくとよいでしょう。
不用品回収業者に依頼する
捨てたいタイヤがたくさんある方や自分で車に積み込みすらできない方などは、不用品回収業者を活用すると手間がかかりません。自宅で保管している場所を案内すれば、回収してもらえるので負担もなくタイヤの処分が完了します。
相場は、数百円から数千円とかなり幅があります。費用が他の方法よりも割高になる可能性は高いので出張費や基本料金について事前にいくつかの業者に問合せをするようにしてください。
使えるタイヤを買取してもらう方法
タイヤを廃棄するのではなく、使えるタイヤならネットオークションなどで出品するか、買取業者へ売るかという選択肢を考える方もいるでしょう。
ネットオークションは個人間の取引であり画像や説明だけではタイヤの劣化の判別が難しいこともあり、おすすめできません。タイヤを素人の判断で取引を成立させたとしても、落札者からクレームがつくことも考えられるでしょう。しかも、タイヤの状態次第では一歩間違えると走行中の事故にもつながることもゼロではないので、直接目の前で確認することができない個人取引は控えておく方が賢明です。
タイヤ買取専門業者で買い取ってもらう
その点、タイヤ買取専門業者なら正しい判断をしてくれるので買取を検討してみる価値があります。未使用のタイヤや2年ほど使用して状態の良いタイヤなら、査定を受けてみましょう。また、タイヤのみではなくホイール付きなら買取されやすいことも覚えておいてください。
- タイヤの状態
- 走行距離
- メーカー
- 年式
査定を受けても、タイヤの状態次第では査定額がつかないこともあります。重量のあるものだけに最寄りのタイヤ販売店での売却を考えがちですが、ネットの買取専門業者を活用してみるのも一つの方法として役立ちます。送料無料で全国どこからでも買取してもらえるため、店舗へ持ち込む手間も必要ありません。
タイヤを高く買取してもらうためのポイント
手持ちのタイヤを買取してもらう際には、以下のポイントを押さえてできるだけ高く買い取ってもらうのを目指しましょう。
土や汚れを落としきれいにしておく
タイヤについた土や汚れを専用クリーナーで落としておきましょう。買取を利利用する前に日数がかかりそうな場合には、カバーをかけて直射日光の当たらない場所に保管してください。
2本か4本そろえて売る
タイヤを買い取ってもらう際には、2本または4本で揃えておくようにしましょう。業者は1本の買取を依頼されてもその他の3本を新しいタイヤをお客様に進めると交換の時期やタイヤのバランスが乱れるので、多くの場合は敬遠されやすくなります。たとえ、タイヤの状態が良くても1本単位だとそれだけ再販の際に支障が出やすいため査定額はどうしても低くなってしまうのです。
不要なタイヤは早く査定を受ける
不要になったタイヤは、できるだけ早く査定を受けて売るのがおすすめです。使用していないから年数が経過しても状態は変わりないと考えがちですが、使用の有無に関係なくゴムの劣化は進んで行きます。
スタッドレスタイヤはシーズン前に売る
スタッドレスタイヤの売却を考えているなら、冬を迎える前の10月~11月が買取にはおすすめのシーズンです。春や夏に査定を受けるよりも秋まで少し待つ方が高く査定されやすくなります。
タイヤを処分するタイミングはいつ?
普段は気にも留めず使用している車ですが、タイヤ交換を点検や車検、ガソリンスタンドで勧められることがあるでしょう。自分でタイヤの状態を観察している方以外だと、こうした機会にタイヤ交換を促されて気づくことも多いのではないでしょうか?可能であればタイヤ交換のタイミングで処分するのが、後々タイヤを自分で持ち込む手間がかからないので一番楽です。
スリップサインが出たらすぐに
タイヤは、溝の深さの使用限度が来た時に判断できるスリップサインが設けられています。使用限度の目安は、1.6㎜です。摩耗したタイヤで走行すると危険であり、早めの交換をしなければなりません。
購入後5年以上経過している
素人目で見て、タイヤの溝があればタイヤを使い続けても大丈夫というわけではありません。タイヤはゴムの特性から変化をして行くものです。溝があっても5年以上を経過している場合には、点検を受けるようにしてください。それ以上経過しているタイヤの場合でも、外見上問題の無い場合であっても製造から10年経過していればタイヤ交換の時期はすでに来ていると考えましょう。
まとめ
置き場所もスペースを取っているのに、いざ捨てるとなると腰が重いのがタイヤの処分です。タイヤをいつまでも保管し続けている方は、この機会に処分を進めてみましょう。家族で複数の車を保有していると、車の買い替えやスタッドレスタイヤの使用に伴って不要なタイヤがだんだんと増えてしまうことも少なくありません。状態が良いものならお得に買取してもらえば一石二鳥です。悩みの種だったタイヤの処分を、この機会に進めてすっきりと片付けて行きませんか?