新年に頂いた年賀状を眺めて懐かしい気持ちになるものの、それ以降は特に見直すこともなく保管し続けている方も多いでしょう。年賀状に変わってメールやLINEで挨拶を済ませる方も増えているとはいっても、年賀状を貰うのは嬉しいことです。何年も前の年賀状があるのに、いざ捨てようと思っても捨てにくいと感じる方は結構多いのではないでしょうか?
- 年賀状を簡単に捨てる方法!
- 年賀状の個人情報の漏えい対策を簡単に行うには!
- 年賀状の処分に関する気になる点!
この記事を読んでもらうと、年賀状の処分方法が分かります。捨てるのに抵抗感があった方も、簡単に捨てられるようになる方法があるので、やりやすい方法を見つけてみてください。どなたも気になっている個人情報の漏えい対策もまとめてみました。
年賀状の処分方法
他のはがきと違って年賀状は処分に悩んでしまうものですが、捨てるには以下の4つの方法があります。書き損じハガキは、郵便局で交換してくれますが要らなくなった年賀状の回収は行っていません。
可燃ゴミに出す
年賀状は紙製品なので、当然、可燃ゴミとして出せます。手っ取り早くできる方法ですが、捨てられずに年賀状を保管し続けている人にとれば、捨てる行為そのものに違和感があるのかもしれません。
自身が年賀状を可燃ゴミで出すのに、抵抗があると考えるのは風水上で気にしているとか、送ってくれた相手への罪悪感などが湧くからでしょう。気になる方は、先に年賀状を捨てるのは風水上良くない?の記事をご覧ください。
住所や電話番号などの情報だけを控えておくか、切り取るかしておけば、年賀状はまとめて可燃ゴミに出せます。
古紙回収に出す
可燃ゴミではなく、古紙回収日に出すのも可能です。古紙回収といえば、新聞紙、雑誌、牛乳パック、ダンボールを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、現在では多くの紙製品に紙マークがついており古紙回収の対象となっています。
「雑がみ」と呼ばれるのは、新聞・雑誌・ダンボール・牛乳パック以外の紙です。たとえば、包装紙や紙袋、封筒、メモ用紙、お菓子の紙箱、カレンダーなどです。年賀状も雑がみに含まれるため、古紙回収で出せばエコにつながります。
古紙に関する情報は、公益財団法人 古紙再生促進センターを参考にしてみてください。
- 自治体の回収なので簡単に利用できる!
ナチュラルローソンの回収ボックスに入れる
意外と知られていないのが、ナチュラルローソンの個人情報書類回収ボックスに年賀状を入れて処分する方法です。
- 個人情報が記載された郵便物
- ダイレクトメール
- クレジットカードの使用明細
これまでは可燃ゴミで処分すべきと考えられていた上記のようなものを、セキュリティに注意した上で再生紙としてリサイクルする新しい仕組みです。
- 個人情報書類回収ボックスに年賀状を入れる
- デルエフ 石下センターへ集められ処理される
- 製紙メーカーでトイレットペーパーや段ボールにリサイクルされる
年賀状をボックスに投函する際には、輪ゴムやクリップを付けたままだと異物が混入してしまうので、それらは外すように注意しましょう。
- 個人情報書類回収ボックスに年賀状を入れるとリサイクルにも貢献できる!
- ボックスを設置している店舗だけしか利用できない!
お焚き上げをしてもらう
年賀状を捨てられない理由の一つには、そのままで捨てることへ抵抗がある方もいます。新年の厳かな気持ちを込めた挨拶が書かれている年賀状を、そのまま捨てるのは忍びないと思うために、年々溜まっていくばかりとなってしまうのです。
そんな思いを打ち消してくれるのが、お焚き上げです。最寄りの神社やお寺でお焚き上げを行っているところがあれば、相談してみましょう。
また、みんなのお焚き上げは、郵送するだけで提携している神社でお焚き上げの利用ができます。以下の流れにそって進めて進めておくので、地域差なく利用できるのがメリットです。確かに、費用はかかりますがお焚き上げをしてもらうと気持ちがすっきりとできるメリットを感じられます。
- キットを購入する
- 必要事項を記載して年賀状を入れて郵送する
- 神社で供養とお焚き上げを行ってもらう
- お焚き上げ供養証明書が郵送される
レターサイズ A5 1㎏まで | 1,650円 |
レターサイズ A4 4㎏まで | 2,860円 |
年賀状以外の手紙やお守り、写真なども同梱できるのでそのまま捨てるのに心配な気持ちがある方は、検討してみましょう。
- 抵抗感がある方にも安心して捨てられる!
- お焚き上げと供養の費用がかかる!
年賀状の個人情報の漏えいを防ぐには?
年賀状には、住所、氏名、電話番号など個人情報が記載されています。人の目に触れるままで捨ててしまうと個人情報の漏えいにつながる危険性があるので対策は必須です。対策を済ませて安心して捨てる方法をお伝えします。
マジックで塗りつぶす
手軽にできるのは、どこの家庭にもある油性マジックで個人情報を塗りつぶす方法です。何十枚程度なら、それほど時間もかからずに消せるでしょう。効率よく消すには、太めのマジックが便利です。
個人情報保護用スタンプを押す
個人情報保護用スタンプといって押すだけで宛名や住所などを消せる商品があります。押すタイプやローラータイプがあり、数百円で入手できるので買っておくと年賀状だけではなくダイレクトメールなどにも使える重宝します。年賀状だけに使う目的なら、百均でも取り扱われているので十分使えるでしょう。
ガムテープでまとめる
もっと手軽に処分したい場合には、ガムテープを使って年賀状だと分からない程度まで巻く方法があります。手軽に巻くだけで済むので、マジックや個人情報保護用スタンプよりも時間短縮ができるのがメリットです。
シュレッダーにかける
念には念を入れてという方には、年賀状をシュレッダーにかけることをおすすめします。多少の時間はかかりますが、確実に紙屑になるので何より安心です。
年賀状の処分で気になる点
年賀状を捨てるのに、どうしても気になる点があるという方も少なくありません。抵抗感があるために、捨てるのをためらっている、迷っているのでしたら以下の点にも目を通してみてください。
年賀状を捨てるのは風水上良くない?
普通のはがきと違って、年賀状は保管しておくものだととらえている方も中にはいます。年始の挨拶なので、すぐに捨てては風水上良くないのでは?とか、運気を下げてしまうのでは?と考えてしまう方もいるでしょう。
実は、風水では不要なものを保管し続けることの方が良くないとされているのをご存知ですか?「要らない」という気持ちがあるなら、その年の春に処分しても問題ないわけです。ただ、翌年の年賀状を準備する際に、住所録を確認したり前の年賀状を読み直したりすることもあるので、不要だと感じた時点で処分をしましょう。
1~2年程度で処分しても問題ない
中には、年賀状を十年以上の保管し続けている方もいますが、1~2年程度で処分をしてもお伝えしたようになんの問題もありません。
必要に応じて年賀状を残すには、以下の方法があります。
- 住所録として残すにはスキャナーで読み取る(スマホで撮影しておく)
- 住所や氏名の記載部分を切る取る
- 年賀状ハガキソフトの住所録を更新しておく
自作(写真・書・絵)の年賀状の扱い方
パソコンで作った年賀状や印刷を依頼した年賀状が、主流となっています。また、子供の写真や自筆の書、絵手紙といった印象に残る年賀状もありますね。特に、捨てても良いのかと迷うのが、写真付き年賀状ではないでしょうか?捨てたいと思っていれば、無理に取っておく必要はありません。
逆に、心に響く風景写真でお気に入りのものがあれば、残して飾って楽しめます。どうしても残しておきたいと思う年賀状以外は、捨てても構いません。捨てたからと言って、送り主に不快感を持っているわけではないからです。
年賀状の処分は定期で行うのがおすすめ
年賀状の処分は、定期的に行うのがおすすめです。個人情報の漏えいを防ぐ対策をお伝えしましたが、十年も保管し続けているとそれなりの枚数になり、捨てる前の処理も面倒になるでしょう。面倒と感じないためにも、1~2年程度で定期的に処分をする方が楽ですね。
定期的に処分をすれば、収納する年賀状自体が少なくなるため整理もしやすくなるメリットもあるでしょう。保管されていることすら、忘れ去っている何年も前の年賀状をこの機会に一気に断捨離してみませんか?