今回は、引越し時に不用品を処分するのにおすすめの方法などについて紹介します。さらに、不用品回収は引越し業者に依頼するべきか、不用品回収業者に依頼するべきかについてもまとめました。引越し時に不用品回収を依頼したいと考えている方は必見です。
引越し時に不用品を処分する方法とは?
引越し時には、荷物の整理や部屋の片付けをしていると不用品が出てくるかと思います。そこで、不用品を処分するのにどのような方法があるのかについて紹介します。
自治体の粗大ゴミに出す
自治体で不用品の回収をしてくれる場合は、粗大ゴミとして処分することができます。粗大ゴミの定義は、一般的に一辺が30㎝以上220㎝以下とされています。
粗大ゴミの回収の流れは、まず自治体に申し込み、回収希望日を決めます。
そして、ゴミ処理券を購入して、回収日に指定された場所に粗大ゴミを出しておきましょう。申し込みは、電話やインターネット、FAXやはがきなどでできます。
自治体の粗大ゴミとして不用品を出す方法のメリットは、処分費用が比較的安く済むというところです。
反対にデメリットは、数が多いと割高になってしまうというところです。そのため、数点だけの不用品を処分する方法としてはおすすめです。
リサイクルショップに売る
不用品の中で、まだ使用年数が少ない物や壊れていない物であれば、リサイクルショップで売ることもできます。
また、大きな物の場合は、出張買取サービスを依頼するのがおすすめです。査定から買取り、搬出までをリサイクルショップが行ってくれるのでとっても便利です。
そんなリサイクルショップで不用品を処分する方法のメリットは、すぐに現金に替えることができるというところです。デメリットは、査定額が安かったり買取り不可だったりする場合も多いというところです。
友人に譲る
引越し時に出た不用品を処分する方法としては、友人や知人に欲しいという人がいれば譲るのもよいでしょう。
直接声を掛けて引き取り手を探す方法の他には、SNSを利用して不用品が欲しいという人を募る方法もあります。同じ目的の人が集まる専用ページを利用すると、トラブルも比較的少なく、不用品を譲ることができるでしょう。
友人に不用品を譲る処分方法の場合、メリットは無料で処分できるというところですが、引取り先がない可能性もあるのがデメリットとなっています。
オークションサイトで売る
最近は、誰でも簡単に商品の売り買いができるオークションサイトが人気となっていて、そこで引越し時に出た不用品を処分する人も多いです。
パソコンやスマートフォンですぐに出品することができて、値段も自分で決めることが可能なのがオークションサイトの魅力の一つとなっています。
そんなオークションサイトで不用品を売って処分する方法は、いらなくなった物でも現金収入になるというのがメリットとなっています。ただし、買い手がつかない場合もあるというデメリットもあります。
引越し業者の買取サービスを利用する
引越し時に出た不用品を処分するには、引越し業者が不用品を買い取ってくれるサービスを利用するのも方法の一つです。買い取ってくれる不用品は、家電や雑貨、衣類やスポーツ用品などです。
ただし、大型家具や購入から5年以上経過した家電製品などは買い取り不可の場合があります。このような不用品は、引越し業者によっては粗大ゴミとして引き取って処分してくれるところもあります。
引越し業者の買取サービスを利用して不用品を処分してもらう方法のメリットは、引越しと並行して作業ができるというところです。しかし、トータルの引越し費用が高くなってしまうというデメリットもあります。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼する方法もあり、不用品の量や種類は問わずほぼ何でも回収してくれます。
さらに、家電リサイクル法に該当する冷蔵庫や洗濯機、テレビやエアコンなどでも回収してくれるため、これらの処分を考えている人にはおすすめの方法です。
不用品回収業者のサービス体系は、「積み放題サービス」と「品目ごとの回収サービス」とがあり、料金が異なります。
大量の不用品をまとめて処分したい場合は、定額料金でお得な「積み放題サービス」を利用しましょう。そして、単品の不用品を処分したい場合は、一点ずつに料金を支払う「品目ごとの回収サービス」を利用するのがよいでしょう。
不用品回収業者に不用品の処分を依頼する方法のメリットは、どんなものでもまとめて回収してくれるというところですが、費用が高めなのがデメリットとなっています。
不用品回収の依頼は引越し業者or不用品回収業者?
引越し時に出た不用品は、引越し業者でも回収サービスを行っている場合が多いです。しかし、不用品の回収を専門としている不用品回収業者もあるため、どちらに依頼するのが良いか迷ってしまう人も多いでしょう。
そこで、不用品回収の依頼は引越し業者にすべきか、不用品回収業者にすべきかについてまとめました。
不用品回収業者を利用したほうがいい
先ほど、引越し時に不用品を処分する方法として、引越し業者の買取サービスを利用する方法を紹介しました。しかし、引越し業者はあまり不用品は回収しない傾向にあるのが実情です。
これには、引越し業者の多くは、不用品回収業者へ外注委託をしているという背景が関係しています。
引越し業者が引き取った不用品は、不用品回収業者に処分を委託するため、その分の仲介料や手数料などを上乗せして請求されます。
このことから、引越し業者に依頼すると高額な費用がかかってしまうため、
引越し時の不用品回収は不用品回収業者を利用するのをおすすめします。
引越し時の不用品はいつ処分すればいいの?
引越し時に出た家電や家具などの不用品をいつ処分するか悩んだ場合は、以下のタイミングで処分するのがおすすめです。
買い替えのタイミングで下取りしてもらう
新しく家電や家具を買い替える予定がある場合は、下取りサービスを利用してみましょう。
家電量販店やインテリアショップなどで、今まで使用していた古い物と購入した新しい物を交換してくれる下取りサービスは、無料の場合がありお得です。
ただし、家電リサイクル法対象品の冷蔵庫や洗濯機、テレビやエアコンなどは無料で引き取ることはできず、リサイクル料金や運搬料金などが必要となるのでご注意ください。
事前に不用品回収業者に引き取ってもらう
引越しをする当日までに、事前に不用品回収業者にいらない物を引き取ってもらっておくと、残りの荷物をまとめるだけなのでスムーズに引越し作業ができます。
特に大量の不用品が出た場合は、まとめて回収してもらえるので、一気に部屋を片付けることができるため、不用品回収業者に依頼するのをおすすめします。
また、買い取ってくれる不用品がある場合は、お金に替えることができるため、それを引越し費用に回すこともできて経済的です。
引越し先の自治体に回収してもらう
引越し前に住んでいた地域の自治体では回収できなかったという不用品が、引越し先では回収してもらえる場合は、引越し後のタイミングで処分する方法もあります。
不用品を処分する場合、一般的に30㎝以上のものは粗大ゴミとして廃棄しなければなりません。
そのため、分解するのが難しい家具や小型家電製品などは粗大ゴミ扱いとなります。
不用品の数が少ない場合は、こういったタイミングや方法で処分するのがおすすめです。
不用品回収業者に依頼するときの注意点
引越し時に出た不用品の処分を不用品回収業者に依頼する場合は、主に以下のことに注意しておきましょう。
日程の確認をすること
不用品回収業者に依頼するときの注意点としては、不用品を回収して欲しい日に依頼することができるのか、事前に日程の確認をしておくのが大事です。
特に、引越しの日が決定している場合は、それまでに回収を依頼する必要があります。そのため、引越しをすることが決まった時点で、不用品の回収日も決めておくのをおすすめします。
回収料金を確認すること
不用品回収業者に不用品を引き取ってもらう場合は、回収料金をきちんと確認しておくのも重要です。
大量の不用品を処分するのなら、定額料金の「積み放題サービス」を利用しましょう。
この場合は、トラックの積載量ごとによって料金が決められている場合がほとんどです。
単品の不用品を処分するなら、一点ずつに決められた料金を支払う「品目ごとの回収サービス」を利用するのがよいでしょう。
この場合は、不用品ごとの料金の他に、ガソリン代や運搬代などが含まれた基本料金も必要となります。
回収して欲しい不用品の量や種類に対して、どのくらいの料金がかかるのか事前に確認しておきましょう。
不用品回収の資格を持っている業者か確認すること
不用品回収業者に依頼する前に、不用品回収の資格をきちんと持っている業者か確認しておきましょう。
家庭から出た不用品を回収するのには、「一般廃棄物処理業許可」というものが必要となります。
しかし、街中でスピーカーを積んで、不用品を無料で回収すると案内をしながら走っているトラックの多くは、この免許を持たずに営業しているため違法の場合が多いです。
無料とうたっていても、回収後にいろんな理由を付けて高額な料金を請求してくる場合もあるので、つい無料という言葉につられて、利用してしまわないように気をつけましょう。
まとめ
今回は、引越し時に出た不用品の回収方法などについて紹介してきました。引越し時に不用品を処分する方法としては、自治体の粗大ゴミに出したり、リサイクルショップに売ったりという方法があります。さらに、引越し業者が買取サービスを行っている場合もありますが、引越し業者より不用品回収業者を利用したほうがいいということもお伝えしました。
そして、不用品回収業者に回収依頼するときは、日程や料金などの確認を忘れないようにしましょう。