処分方法

ビデオテープの安全な処分方法!費用・個人情報の漏えいを防ぐ注意点

処分したいビデオテープ

ビデオテープが箱にたくさん入ったままになっている家庭は、意外とあるのではないでしょうか?今では、ビデオテープという言葉すら知らない世代も多くなって来ていますが、かつては商品化されたものや録画したものを再生する楽しみが世代を問わず浸透していたのです。そんな一昔も前のメディアであるビデオテープですが、自治体ではどの分別に該当するのかも迷ってしまいがちではないでしょうか?

この記事で分かること!
  • ビデオテープを安全に処分する方法!
  • ビデオテープに入っている個人情報を流出させない方法!
  • 貴重なビデオテープはデジタル化サービスを活用!

この記事を読んでもらうと、捨てるに捨てられなかったビデオテープの処分方法が分かります。家族の映像が収められているものなら、個人情報を守るためにも捨てる前の対策が必要です。かけがえのないビデオテープなら、処分の前にデジタル化を済ませておきましょう。

ビデオテープの安全な処分方法

ビデオテープ

ビデオテープを安全に処分するには、主に以下の方法で行えます。捨てるに捨てられずたまってしまったビデオテープを捨てるには、どんな方法なら簡単に安く手軽にできるのかを詳しく見て行きましょう。

自治体のゴミ回収に出す

自治体のゴミ回収で、ビデオテープは出せます。普段のゴミ出しと同じようにできて気軽な方法なので、まずは、お住まいの自治体でビデオテープをどう分別して出すのかを調べてみてください。

「可燃ゴミ」として出せる

自治体によって、ビデオテープのゴミの分別は異なりますが大半の自治体では「可燃ゴミ」として回収しています。その他「廃プラスチックゴミ」不燃ゴミ」で受け付けているところもあるので、前もって調べておくのが無難です。

たとえば、仙台市では「家庭ゴミ」としてビデオテープを棄てられます。普通の「可燃ゴミ」として出せるわけです。一方、札幌市での対応は「燃やせるゴミ」で出せますが、ビデオテープは有料回収と記載されているので注意しておく必要がありますね。東京23区では「可燃ゴミ」として回収してもらえます。

自治体によっては一度にゴミステーションに出せる袋の数に制限があるところもあるので、出す際にはビデオテープの量を守って出すようにしましょう。

本体と磁気テープを分別する自治体もある

ビデオテープの本体と磁気テープを分別して出すように決められている自治体があります。たとえば、米子市では以下の分別が必要です。

  • 本体 不燃ゴミ
  • 磁気テープ 可燃ゴミ

ビデオテープの分別は、以下の手順で行ってください。

  1. ビデオテープのストッパーを解除する
  2. 磁気テープを引き出して巻き取る

解体をする方法は、以下の手順です。

  1. ネジをドライバーで外す
  2. ケースを外す
  3. テープの納まっている透明な蓋を取る
  4. リールにある小さな穴を爪楊枝など細いもので押すとピンが取れる
  5. テープを取り外す
  • 自治体の分別ルールに従って出す!(本体・テープ・ケース)
  • ゴミ袋代だけで済む!

不用品回収業者に依頼する

処分したいビデオテープが100本以上もあり早く捨てなければならない事情がある時には、不用品回収業者に依頼すれば即日でも対応してもらえます。他の不用品とまとめて軽トラ積み放題なら、1~2万円が相場です。確かに費用はかかるものの、夜間や早朝でも都合に合わせて回収に来てくれるので一気に片付けられます。

しかし、個人情報が流出してしまう可能性が無いとは言い切れません。もし、気になるようであれば家族や友人などプライベートな内容が含まれるならビデオテープは再生不可にするために切るのが賢明です。詳しいやり方は、「磁気テープを再生不可にするには切る・もむ」で説明しています。

  • たくさんのビデオテープを手軽に処分できる!
  • 選ぶ際には見積もりを2~3つの業者から取る!

オークションで売却する

「ビデオテープのニーズはほとんどないのでは?」と考えがちですが、オークションで中には思いがけなく高値がつくこともあります。ファンにとってはビデオテープであっても貴重な映像であれば、手に入れたいわけです。また、未使用のビデオテープもニーズがそこそこあります。ビデオデッキがあるものの肝心の録画できるテープが無くて探しているという方もいるためです。

コンディションの良いビデオテープなら、オークションに出品してみるのもおすすめです。ビデオテープの状態を詳しく掲載すると入札者が増える傾向があるのは確かです。

自分が録画したビデオテープを出品する際には、個人情報の流出の危険性もあるので十分確かめてから出品しましょう。

  • 捨てようと思ったビデオテープが落札されることもある!

リサイクルショップで売却する

ビデオテープを売却したいけれどオークションへ出品するのは手間がかかると思う方は、リサイクルショップでの売却を検討してみましょう。DVDや本、ビデオテープの専門買取業者だと値段がつきやすいものもあります。

有宝堂は、廃盤・レアもの・DVD化されていない作品はジャンルを問わず買取が可能です。無料のオンライン査定が利用できるので、試してみるのも良いですね。

また、大手の買取業者の駿河屋では、買取前に詳細を検索できるシステムがあるのでとても便利です。発売年やタイトルから瞬時に検索できるため、手間もかかりません。

  • 買取額をホームページ上で手軽に調べられる!

ビデオテープの個人情報の流出を防ぐには?

鍵 プライバシー保護

一昔前のビデオテープといっても、個人情報が流出してしまう可能性が全くないわけではありません。歌番組や映画などを録画したものなら気にすることもありませんが、自分の家族や親しい人たちとのホームビデオだとしたら、そのまま捨てるのに躊躇するでしょう。

自治体のゴミ処理場へ直接持ち込む

ゴミ収集場所へ直接、分解しないままのビデオテープを所定のゴミ袋に入れて出した場合、確率は低いかもしれませんがもしかするとビデオテープを持ち去られることもあるでしょう。第三者に再生されるのは、避けたいものですね。

ゴミ収集場所に出してから、収集されるまでには数時間かかることもあるわけなので心配にもなるでしょう。

あまり気になるようであれば、自治体のゴミ処理場へ直接持ち込むのもおすすめです。特にビデオテープがたくさんある場合には、どんな内容になっているのかを再生して確認しようとしても相当な時間も手間もかかります。ゴミ処理場なら、車ごとゴミの量を測り粉砕場所にゴミを入れたのちに、再度重量を測り所定の金額(数百円程度)を支払うだけなのでビデオテープが第三者の手に渡る可能性もゼロです。

磁気テープを再生不可にするには切る・もむ

安心してビデオテープを処分するには、再生できないようにしておきましょう。

本体から磁気テープを取り出してハサミで何か所かを切るのもおすすめです。横方向に着るだけではなく、縦にもカットするともしも再生させようとする人がいたとしても複雑に切られているのでテープをつなぐのが困難になり再生できません。

もう一つの方法は、磁気テープを手でくしゃくしゃにもむ方法です。これによりダメージを受けるので再生できないようにできます。たくさんのビデオテープがあるともむにも時間と手間がかかるため、ハサミで切る方が早いでしょう。

さらに、もっと入念にビデオテープを安全に捨てるには、小分けして袋に入れることです。すべての磁気テープを一つの袋ではなく小分けすることで、事実上、再生を試みたとしてもつなぐことも選ぶこともできなくなるでしょう。

貴重なビデオテープはデジタル化をしておく

ビデオテープの中には、昔懐かしいものや残しておきたい番組など貴重なものもあるでしょう。そのような場合には、DVDへダビングしておくと安心です。しかし、ビデオテープは手元にあってもビデオデッキはもう廃棄してしまっている方も多いのではないでしょうか?そのような場合には、デジタル化サービスを活用すると楽です。

カメラのキタムラでは、宅配や店舗でビデオテープのデジタル化を依頼できます。120分の映像ならDVDダビングは、1枚当たり2,000円で作成してもらえ、預けたビデオテープと一緒にDVDが配送されるので非常に楽です。

その他、ダビングの専門業者でも価格帯もさまざまなサービスが提供されています。たとえば、ダビングコピー革命ではDVD化の時間制限がなく599円から対応してもらえます。カビのクリーニングやテープの絡まりなど料金はかかりますが、オプションで依頼できるのでどうしても残しておきたいビデオテープがある時には、心強い存在です。

  • 激安な業者を選ぶ
  • 一般的な価格設定の業者を選ぶ
  • 高品質のダビングサービス業者を選ぶ

残しておきたいビデオテープの内容や重要度に応じて、業者を選べるのでとても便利です。確実に残しておきたいビデオテープは、デジタル化を済ませておけば安心して処分ができますね。

お得に捨てるならルールを守って自治体のゴミ回収へ

ゴミ収集場所

ビデオテープの処分にお金をかけずに捨てたいのなら、当然ですが自治体のゴミ回収に出すのが一番です。ただし、自治体で決められているルールを守るようにしましょう。売れそうなものは、オークションやリサイクルショップを活用してみるのもおすすめです。


自分では「こんなのは要らないだろう」と思っているビデオテープでもマニアの人には何としてでも手に入れたい場合だってあるからです。ビデオテープを捨てる前に、個人情報の流出を防ぐためにラベルやケースに記載したタイトルでどんなものが入っているかを考えてから処分を考えるようにしましょう。再生されないように対策をとっておけば、あとはきちんと分別してゴミに出すだけなので、それほど難しくはないでしょう。