引っ越しするときにまず考えるのは、どこの業者を使うかです。引っ越し費用が安いのももちろんですが、その際に不用品を回収・処分してくれるかどうかも業者を選定する際に重要になるポイントです。
アリさんマークの引越社の不用品回収サービス内容
アリさんマークの引越社は、引越サービス業界の中で初めて「家電リサイクル券」の取り扱いを始めました。
不要になった対象家電「テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」「エアコン」の処分については、引っ越しの見積もりをしてもらうときだけではなく、引っ越し当日での申し込みにも対応してくれるので、「やっぱり買い替えしたい。」と思い立ったときにでも安心です。
また、建て替えや引っ越しなどの荷物の一時保管をしたい場合、荷物の一時保管をしてくれる提携業者があるので、紹介してもらうことができます。
これを利用して、いったん不用品も一時保管しておいて、追々処分していくという方法をとることもできます。実際に一時保管を利用する際には別途有料になるので、金額との兼ね合いは検討してみてください。
その他アリさんマークの引越社で行っているサービスの中で不用品回収について利用できそうなのは、「アリさん得々チョイス」です。
引っ越し先で使用するものをじっくりと選びたい人への買い物と、不用品を売却したい・処分したいけど、業者を選んだり交渉するひまが無いなどの不用品売却・回収に対する、業者からの見積もりや、有利な売買のための交渉などをしてくれるサービスです。
引っ越しを依頼するまえに、詳細については問い合わせてください。
アリさんマークの引越社で回収してくれる不用品
アリさんマークの引越社の公式サイトに明示されているので、家電リサイクル法に定められている「テレビ」「洗濯機」「冷蔵庫」「エアコン」については確実に回収してもらえます。
家電リサイクル券も自社で扱っているので購入しにいく必要がないので便利です。
口コミを調べてみると、大型の家具なども有料で回収してもらえるようですが、これが前述した得々チョイスを利用したのか、利用せずにアリさんマークの引越社が直接対応してくれたのかは不明です。
かかった金額は1万円~ということでした。営業所ごとに対応はわかれるようですが、基本的に断られることが多いとのことなので、アリさんマークの引越社が直接対応することは難しいと考えられます。
なかには、引っ越しの見積もりを複数社にお願いし、アリさんマークの引越社に「ソファを回収してくれるなら決めます。」と直接交渉して引き受けてもらったという強者の口コミもありました。断られることは前提で、一度聞いてみるとよいかもしれません。
しかし、できれば丁寧に聞いてください。あとで引っ越しを依頼しにくくなってしまっては元も子もありません。
アリさんマークの引越社では回収してくれない不用品
基本的には、家電リサイクル法で定められている家電以外は、アリさんマークの引越社では回収してくれないと思っていた方が良いです。
「アリさん得々チョイス」を利用して、アリさんマークの引越社が仲介してくれて外注することはできるようですが、あくまで不用品回収業者との間に入って処分の代行という形です。
割安になるなどのサービスの提示はなかったので、多少手数料が余計にのるかもしれないということは考えられます。
本やCD・ゲームなど、ブランドの衣類・バッグなどは、事前にリサイクルショップに持ち込むなどして、少しでも換金しておくことをおススメします。お金を払って処分するくらいなら、多少の手間で済むのであれば、数千円でも入ると違います。
アリさんマークの引越社で不用品回収サービスを利用する際の注意点
アリさん得々チョイスを利用して、不用品回収業者との仲介を依頼する形になるので、いったん依頼してしまうと、回収費用の交渉などは任せることができる反面、納得のいく費用が提示されなかった場合にもお断りしにくいということになってしまいます。
お断りした場合には、不用品の処分についてのスケジュールを調整しなくてはいけないので、時間がない方はお任せしたほうがすっきりするかもしれません。
不用品回収・処分を自社で行っている。という引っ越し業者をもう一度探してみるのも一つの方法です。
やっぱり少しでも節約したい。という方は自分で処分する方法として、自治体のゴミ回収に合わせるのが手っ取り早いのですが、多くの自治体では一辺が30cm以上だと粗大ゴミとして出さなければいけなくなります。
30cm以下に分解や裁断することができるようなものは週2回の可燃ゴミとしてすこしずつ出していくことができますが、分解するのが難しいものは粗大ゴミとして出さなければいけません。
一般的な家具などは、粗大ゴミに含まれますし、自治体の粗大ゴミのもう一つの基準に一辺が220cm以下のものという決まりがあります。
220cmを超えるソファやベッドなどは自治体での粗大ゴミ回収には出すことができない場合が多いということになるので注意してください。
引っ越し費用自体の見積もりがいくら安かったとしても、不用品回収・処分にかかる費用や労力も込みで考えないと、あとで思ったより高くついてしまったということになりかねません。
引越しで出た不用品の処分は不用品回収業者に依頼しよう
自治体への粗大ゴミ回収には、連絡してスケジュールを合わせ、回収日を決めます。決まったら粗大ゴミ処理券を購入し、回収日に指定されたゴミ捨て場に持っていき、粗大ゴミ処理券を貼って置いておきます。
目安としては自転車で400円~800円、ベッド本体で1200円~2800円くらいで、大きさによって料金は違ってきます。
回収日を待つよりも、早く処分したいという場合は、自分で清掃センターなどに持ち込むことも可能ですが、この場合も事前に連絡して予約を取っておく必要がある自治体がほとんどで、センターで粗大ゴミ処理券相当額の処分費用を当日支払います。
どちらの場合でも、自分で搬出することが必須になるので、たくさんの粗大ゴミがある場合にはとても大変な作業になります。
そして、自治体では回収できないものも別に定められているので、対象となるものに関しては不用品回収業者に別途依頼することになります。
そういった不用品の分類は色々と調べたり、問い合わせたりする手間がかかりますし、そもそも大きいものなどで、搬出が困難なものがある場合には、余計な手間をかける前にまとめて不用品回収業者に依頼すると楽です。
搬出が大変なのは大きなものだけではなく、とくに書籍類など重たいものもたくさんあります。
不用品回収業者なら、すべてのものをまとめて部屋まで搬出にきてくれるので、持って行ってもらいたいものをピックアップして見積もりをとってもらうだけでOKです。
早めに取りに来てもらえば、引っ越しの荷造りもスムーズになりますし、部屋中がいっぱいになる。ということもないのでおススメできます。
3月4月の繁忙期には不用品回収業者もなかなか予約がとれません。繁忙期に引っ越しの予定がある場合には繁忙期を避けて、事前にあらかた回収していってもらえば引っ越し自体も余裕をもって進めることができ、直前にバタバタする必要もありません。
あとからもっとこうしておいた方が良かったと後悔することのないように、事前にいくつかの業者で見積もりをとって、比較しておいた方が良いです。
余裕をもって、しかもお得に予定どおりの日程で引っ越しすることができたらとても気持ちがいいものです。